モテたい男必見?香港映画「欲望の翼」から学ぶ口説き文句とテクニック

1990年代。世界中のどこよりも香港の映画がアツかった。少なくとも僕の中では。

それまでカンフー映画のイメージが強かった香港映画に新しい流れを作った映画の一つがウォン・カーウァイ監督の「欲望の翼」だろう。

返還前のこの時期の香港でしか生まれなかったであろう雰囲気やカーウァイ映画独特の語り口やカメラワークも魅力だが、この映画の大きな見所の一つは、レスリー・チャン演じる主人公ヨディのプレイボーイっぷりだろう。

身勝手で無軌道な生活を送っているがモテる男ヨディ。その口説きのテクニックや名セリフが随所に散りばめられているので、実際に使えるかどうかはともかく、モテたい諸兄は必見の映画である。

主人公ヨディの巧みなナンパテクニック

冒頭シーン。
主人公のヨディが売店で働くリーチェンを口説くシーンから始まる。いわゆるナンパなのだが、このナンパテクニックがすごい。

突然売店にやってきてコーラを頼み、名前を尋ねるヨディに対して女は答えたくないと言う。しかしヨディは「本当は知っている。君の名前は…、リーチェン。」と下調べ済み。
驚くリーチェンに対して、ヨディは「夢で会おう。」とだけ言い残して去っていく。

その後も決まって3時にヨディはやって来ては去っていく。

「友達になろう。」というヨディに対してリーチェンは初め拒否するが、ヨディの殺し文句で恋に落ちる。

「時計を見ろ。一分でいい。」

二人で腕時計を見つめながら静かに過ぎる1分間。

1960年4月16日。3時1分前。君は俺といた。この一分を忘れない。この事実はもう否定できない。明日また来る。

初対面で強烈に自分を印象づける。しかしすぐに誘うのではなく、何度かまめに足を運んで相手の自分に対する興味を惹き付ける。そして最後に多少強引な殺し文句。

これで落ちない女性は少ないだろう。(ただし超イケメンに限る)

その後深い関係になった二人だが、結婚を考えるリーチェンと結婚する気のないヨディの間に亀裂が生じて別れてしまう。その後もヨディのことを思い続けるリーチェンだが、ヨディは別の女と付き合っていた。

自分のことしか考えていないような身勝手なヨディ。そんな彼に振り回されながらも惹かれていく女たち。
「欲望の翼」はそれぞれの想いを抱きながら生きる男女を描いた群像劇だが、香港特有の熱気がそれを鮮やかで情緒的に彩る。

無軌道な主人公の生き方を象徴するモノローグが印象的だ。

足の無い鳥がいるらしい。疲れたら風の中で眠り、地上に降りるのは死ぬ時だけだ。

ある意味男として理想の生き方である。

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