映画「マグノリア」の名言集
「マグノリア」(Magnolia)は1999年に制作された、ポール・トーマス・アンダーソン監督のアメリカ映画です。
当時「ブギーナイツ」(1997年)で脚光を浴びていたポール・トーマス・アンダーソン監督が、トム・クルーズら豪華キャストを使って監督したことで注目を集めました。
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正直に言ってこの映画、私の中でベスト・オブ・ベストです!
テーマは「過去」と「偶然」。いわゆる「因果」とでも言えばいいでしょうか。
因果応報という言葉がありますが、一見偶然に見える出来事も「すべて過去からやって来る」
それぞれの過去に囚われて生きるちょっと変わった人たちと、それらの人々が交差する偶然を描いた群像劇「マグノリア」から名言を紹介します!
映画「マグノリア」の名言集
長寿クイズ番組の司会者を30年以上務めるも、不治の病により余命2か月を宣告されたジミー・ゲイターは妻に過去の裏切りを打ち明ける。
全部告白しよう。きれいに打ち明けたい。
父親から性的虐待を受けた過去の傷から自暴自棄な生活を送るジミーの娘クローディアは、父の病を知っても心を開かない。
人って何かを隠したり 怖くて本当のことを言わないことが・・・。
今まではそうでも これからはやめるのよ
私も全部話すから あなたも全部話して
公務中にクローディアと出会った離婚歴のある警察官ジムは、彼女に一目惚れする。
どんなに話しにくいことでも僕は驚かない 僕はちゃんと聞く
君の望むいい聞き手になる そして絶対に君を裁いたりしない
かつて天才クイズ少年として名を馳せながらも、稲妻に打たれてから人生が狂い始めたドニ―は、バーテンダーの男性に好かれるために歯の矯正手術を決意する。
愛があるのに そのはけ口が見つからないんだ
勝ち抜き新記録を目前にした現代の天才クイズ少年スタンリーは、生放送中にトイレを我慢して失禁してしまう。
パパ 僕を大事にして
テレビ界の大物プロデューサーで、末期ガンで病床にあるアールは看護人のフィルに息子探しを依頼する。
人生は短い?長い!
忌々しく長い
私はなんてことをしたのか
財産目当てでアールと結婚するも、死の床に臥す彼を前に自らの今までの行いを悔いるリンダは、遺産放棄を弁護士に依頼する。
最初は愛してなかったの 彼を裏切ったわ できることなら告白を
今は愛してるの
アールの息子で、モテない男向けの自己啓発セミナーを主催するフランク・マッキーのもとに、決別した父の看護人から連絡が入る。
人生というこのゲーム 何を奪い取るかが勝負だ
過去に対する罪の意識、過去の栄光、過去の辛い記憶。
物語は、それぞれの思いが偶然のように重なり合う一日を描き出します。
偶然の重なり合いで起きる事件 出来事の不思議な交錯
どこまでが偶然なのか
”そんな話、もし映画なら信じられない”
”誰かの誰かが 誰かの誰かと出会うなんて”
だが私はこう思う 世の中不思議は尽きない
次から次へ だからこの言葉が
”過去を捨てたと思っても過去は追ってくる”
映画を彩るのが、作中ところどころに流れるエイミー・マンの歌。監督はこの映画を彼女の楽曲にインスピレーションを受けて作ったとコメントしているとおり、見事に映画とマッチしています。
特にエンディングに流れる「Save Me」は名曲。
マジ必見の映画です。