必殺仕事人~第19話「仕事人が女に惚れて何故悪い?」より名セリフ
必殺シリーズ第15作目にあたる「必殺仕事人」(1979年5月~1981年1月放送)
今回紹介するのは、第19話「仕事人が女に惚れて何故悪い?」の名セリフです。
タイトル通り、仕事人チームの一人が女に惚れてしまうという、必殺では時々見られるパターン。
この回では飾り職人の秀が女に惚れてしまい、元締のおとわさんに叱られてしまう場面の名言を紹介します。
掟を破ってでも貫こうとする想い
「秀。お前、行く方知れずの女にうつつを抜かしているんだって?」
相思相愛だった女が行方不明となり、揺れ動く秀に元締めのおとわがきつく戒める。
「掟を忘れたのか」と問うおとわに対して、秀はその女に対する真剣な思いと、同じ仕事人である中村主水や左門だって所帯持ちだと訴える。
秀
惚れた女と所帯を持とうと考えて何が悪い。おとわ
仕事人は所帯は持てないよ。秀
八丁堀は?八丁堀はどうなんだ?あの人には・・・。おとわ
あの旦那は十年以上もこの世界に浸り込んだお人だ。自分で自分を支配することができる。殺しの血を沸き立たせて、世の中を見事に開き直って生きている。それに分別もある。秀
左門さんにだって・・・。おとわ
女房子供がいるのを承知で、その二つの命を同田貫で守るためにこの仕事に入ったお人だ。まだ青いお前とは人間の出来が違うよ。私は鼻っからお前を信用してなかったんだ。案の定だったよ。掟を忘れて女にうつつを抜かすような奴は、ますます信用できないね。
結局納得できない秀は、元締に対して「わからず屋はあんただ!」と捨て台詞を残して去っていく。
秀を粛正することを決意する元締。
主水
あんまり聞かない曲だな。おとわ
秀を地獄へ送る曲さ。
結局、なんだかんだ言っても左門も主水も、秀を救うために動いて事なきを得ます。しかし「仕事人の恋」の結末は決まって悲劇・・・。秀の惚れた女は帰らぬ人に。
秀は時々若さゆえに先走ったり、掟を破ったりしていますが、そんな仕事人同士の軋轢もこの回の見どころです。
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