ニーチェの名言に学ぶ、ビジネスの極意

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(1844~1900)はドイツの哲学者で、その名は広く世界に知られています。自らの思想、思考を多くの著作に遺したニーチェですが、そこには現代のビジネスにも通じるマインドを見い出すことができます。

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多くの人を納得させたり、彼らになんらかの効果を及ぼしたいのなら、物事を断言すればいい
自分の意見の正当性をあれやこれや論じてもだめだ。そういうことをすると、かえって多くの人々は不信を抱くようになるのだ。
自分の意見を通したいなら、まずは断言することだ。

「さまざまな意見と箴言」

人間の心理の不思議といいましょうか、根拠をあれやこれやと述べられるよりきっぱりと断言されたほうが、意見が通りやすいものです。
会議の場で意見を通したいとき、まずは「断言」してみると、アラ不思議、すんなり意見が受け入れられるかもしれません。

提示された案に対して反対するとき、確固とした根拠があって反対する人はごく少ない
多くの人は、その案や意見が述べられたときの調子とか言い方、言った人の性格や雰囲気に対して反発の気分があるから、反対するのだ。
このことがわかれば、多くの人を見方にできる方法が何かがおのずと知れてくる。
表現の方法、説得の仕方、物言いの工夫という技術的なものも確かにあるだろうけれども、それらの上には、技術では及ばないもの、つまり、意見を述べる人の性格や容姿、人柄、生活態度などがあるということだ。

「人間的な、あまりに人間的な」

これはすごく良くわかります。
人の意見に賛成するか反対するかの基準って、その意見の内容よりも「人」を見ていることが多いと思います。
ビジネスの上で立場を築こうとするならば、日常的な立ち居振る舞いが重要です。

人に物事を伝えるときにはコツがある。
新しい出来事や相手が驚きそうな事柄を伝えるときは、いかにもそれが周知の少し古い事柄であるかのように話して伝えるのだ。すると相手はすんなりと受け取るようになる。
こうしないで新しい出来事を伝えると、相手はそれを自分が知っていなかったことに劣等感を覚え、そこから来る怒りを相手にぶつけるようになる。こうなると、相手に伝えなければならない事柄もまともに受け取ってもらえなくなるのだ。
このコツを知っているかどうかで、コミュニケーションの質が大きく変わってくるし、協同で仕事をする場合は、その成否にさえ関わってくる。

「曙光」

新しい情報や考えを相手に伝えるときはなんとなく自慢したいような気分になってしまうことってありませんか?
しかしビジネス上のコミュニケーションではそれが裏目に出て反感を買ってしまうことも多いようです。
新情報や新発想も、さりげなく自然に伝えることが円滑なコミュニケーションのコツだと説いています。

競争においては、かろうじて相手に勝つというのはあまりよろしくない。勝つのならば、僅差ではなく、圧倒的な差をつけて勝つのがよい
そうすれば、相手は「もう少しだったのに」という悔しい思いも自責の念を持つこともない。それどころか、かえって清々しい気持ちで率直に相手の勝利を讃えることができる。
相手をはずかしめるようなきわどい勝利や、微妙な勝ち方、遺恨を生むような勝ち方は良くない。それが勝利者のマナーというものだ。

「人間的な、あまりに人間的な」

日本には「情け」という考え方がありますが、ニーチェは競争の場面においては相手に気を遣って力をセーブするのは逆によくないと言っています。
持てる力をすべて出して勝ちきることが相手のためでもあり、結果的に遺恨が残らないものなのかもしれません。

シャープでスマートだけではいけない。鈍くさいところも必要だ。
切れるだけがカッコいいのではない。切れるだけだと、いつまでも「まだまだ若い」と言われて、どこか軽く見られてしまう。錆も必要だ。
シャープでありながら鈍くさいところもあることによって愛嬌があるように見られて人に好かれるようになるし、誰かが手伝ってくれたり味方になる余地も出てくる。そして、切れるだけのときよりも、ずっと得をすることになる。

「たわむれ、たばかり、意趣ばらし」

人を惹きつけ動かすのは、案外「鋭さ」よりも「鈍さ」だったりするのかもしれませんね。

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